ページTOP | 松井五郎氏インタビュー 大谷研二氏インタビュー |
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Jupity301 & Marty101/USERインタビュー その3 | |
Jupity301 & Marte101/USERインタビュー その1 へ (島田奈央子さん、扇谷ケントさん、チープ広石さん、佐々木譲さん)
Jupity301 & Marte101/USERインタビュー その2へ (高橋誠さん、H.Gardenさん、サラーム海上さん、久保田真琴さん) |
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日本エム・イー・ティ㈱HPより転載
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言葉の輪郭を伝えてくれる 作詞家が認めたスピーカー 松井五郎氏インタビュー |
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●松井五郎(作詩家、プロデューサー)プロフィール:ヤマハ・ポピュラーソングコンテスト出場をきっかけに、1981年にチャゲ&飛鳥の2ndアルバム「熱風」を作詞。以後、安全地帯・氷室京介・ハウンドドッグといったニューミュージック、ロック系のアーティストを中心に作品提供を行う。その作品数は、2000曲を優に超え、現在もクレイジーケンバンド・柴崎コウ、V6などのアーティストの作詞を手がける他、表現集団「銀河朗読団」を主宰する。 公式サイト |
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●松井五郎さんは作詞家として、多くの名曲を世に送り出してきました。 創作するにあたって、もっともご苦労されることはどんなところでしょうか? その時代、時代に於て、作品を聴いてくれる人との距離感です。時代感覚と言ってもいいかもしれません。同じ内容でも、聴く側の意識によって、作品がまったく別の命を持つことがあります。世の中がどんな時代なのかを捉える力を、いつも研ぎ澄ましておかなければならないということでしょうか。 ●最近では松井さんは新しい朗読形態「ポエトリー・ミュージック」という活動をされているそうですが、詳しくお聞 かせください。 |
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朗読というジャンルには以前から興味があって、いろいろな作品を見たり聴いたりしていたのですが、少し閉鎖的な空間にならざるをえないところがあって、もう少し娯楽的な要素を加えたものをやりたいなと考えました。そこで、音楽や演劇的要素を加え、歌や芝居を鑑賞するような感覚で、朗読に接する空間を作ろうと試みています。 デジタル生活が定着してからは、ほとんどPCで音楽を聴くようになってしまいました。思いついた時に、データを取りだしやすく、アナログ時代のようにレコードを探す手間が省けるので。後は、車を運転しながら聴くことが多いです。ジャンルはなんでも聴きます。音楽ならなんでも、その時の気分で。 |
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●今までにご使用になったオーディオ環境と比較して、サウンドのどんなところに違いを感じましたか? アコースティックな音の響きが美しいですね。 以前、Bose社Quiet Comfortというノイズキャンセリング機能のヘッドホンをはじめて使った時の感じに近かった気が します。アコースティックギターの輪郭が凄くよく聴こえますね。 ●松井さんは、Jupity301の能力を存分に発揮できるサウンドソースはどのようなものが適していると思われますか? 作詞の仕事では、色々なアーティストに作品を提供しています。銀河朗読団としては5月に新しいアルバムをリリースの予定です。 ●どうもありがとうございました。 |
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オーケストラの弦楽器の「うなり」まで聴こえる明瞭感 大谷研二氏インタビュー |
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●大谷研二(指揮者)プロフィール: 1980年武蔵野音楽大学卒業後、東京混声合唱団に入団。1983年ヨーロッパに留学。主にスウェーデン、ドイツ、イギリスでE.エリクソン、H.リリング、W.シェーファに師事。フランクフルト音楽大学合唱指揮科を卒業、デュプロマを収得し、1989年に帰国。同年の武満徹・監修「Music Today」、1990年サントリー音楽財団「サマーフェスティバル」などの公演で合唱、室内楽を指揮し注目を浴びる。1990年度村松賞受賞。 1990年東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに迎えられ、1991年東京混声合唱団第127回定期演奏会に初登場。 1992年には創立されたばかりの岩城宏之率いるオーケストラ・アンサンブル金沢付属の合唱団指揮者を2001年まで務めた。現在、NHK東京児童合唱団指揮者・音楽アドヴァイザー、東京混声合唱団指揮者、活水女子大学音楽学部学術研究所教授。中世から現代に至る色彩ゆたかな作品の紹介と流麗な指揮によって高い評価を受けている日本を代表する合唱指揮者の一人である。最近では、坂本龍一オペラ「LIFE」、三善晃オペラ支倉常長「遠い帆」、ジョン・アダムス「エル・ニーニョ」、ストラヴィンスキー「結婚」「詩編交響曲」など大編成合唱団のコーラスマスターとしての顕著な実績も評価されている。 2010年4月より、NHK-FM「ビバ!合唱」のDJを務める。 |
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●BauXar「Jupity301」商品との出会いは? 高音質のクラシック音楽を配信しているナクソスのWEBサイトでJupity301を見つけ、関心を持ちました。 ●BauXar「Jupity301」でサウンドを再生した最初の印象は? まず、音のリアルさが印象的でしたね。 歌曲や合唱曲の言葉がスゴく明瞭に聴こえて、オーケストラの弦楽器のわずかな音程の不揃いから生じる「うなり」まで聴こえるほどで。私がバックグラウンドに好んで流す自然の音は、まるで今ここで鳥が鳴き、小川が流れるかのようでした。演奏をチェックするために使うとしたら、ヘッドホン以上の明瞭度と現実味で使えるのではないでしょうか。 ●どのようなリスニング環境で「Jupity301」をお試しになりましたか? 最初は22畳ほどの広めの居間で、ほとんどボリューム全開で聴いたせいか、いつも使っているオーディオシステムに比べてサウンドが高音に傾きすぎちゃって、リアルだけれどスケール感が不足気味な印象で、「音楽を楽しむにはどうかな?」と思いましたね。もっと云えば、ホールに響いているというより、演奏者の隣に座って聴いているような感じ。ところが、自分の書斎(6畳)に置いて聴くと・・・これが、ピッタリ! 場所もとらないし。無指向性のせいか、ニア・フィールドで聴くには本当にマッチしていると思います。音がナチュラルで分離が良いので、アコースティックなジャズを楽しむには、とくに向いていると思いますよ。それぞれのプレーヤーの演奏が、まるでジャズクラブで聴いているかのように楽しめます。電子楽器モノになると低音が不足しますが。 ●CDプレーヤーやパソコンなどの再生機器との接続は容易にできましたか? ええ、接続も持ち運びも実に簡単でした。複雑なオーディオ機器が苦手な方や女性でも簡単に取り扱え、素敵な音楽をシンプルに楽しめますね。 ●合唱曲・クラシック・ジャズなど、Jupity301でお聴きになった大谷さんのオススメの曲をご紹介ください。 Jupity301でシューマンやシューベルトの歌曲を聴いてみてください。できればフリッツ・ウンダーリヒかペーター・シュライヤーの演奏で。 ドイツ・ロマン派の音楽と詩の世界に入っていけるでしょう。 ジャズだったら、キース・ジャレットのアルバムとか、ハービー・ハンコックの映画「ラウンド・ミッドナイト」のサントラ盤など、アコースティックな演奏が良いですね。 ●ジャズもよく聴かれるようですが、ジャズ系の合唱曲も指揮されますか? ジャズは大好きですので、合唱曲は良いのがあれば好んで取りあげています。今年も、12月に長崎でジャズトリオを使って合唱曲を演奏するんですよ。 ●プロ集団で有名な東京混声合唱団を指揮されていますが、ご苦労される面は? プロの合唱団やオーケストラを指揮する事は「気楽な仕事」ではないです。向こうも専門家ですから。一人ひとり自分の考えを持った専門家の集団を1つの方向へ引っ張っていくのは簡単ではありません。 でも、高いレベルの音楽を短時間の内に作り上げられるという喜びがあります。とくに指揮者との間に信頼関係ができれば素晴らしい結果を出すことができますね。 東京混声合唱団とは長い付き合いがあり、本当に良い音楽仲間たちなので、いつも最高に楽しいです。 ●NHK-FM「ビバ!合唱」のDJをご担当されていますね。 NHK-FM「ビバ!合唱」は、日曜夜9時からと、 金曜夕方4時から放送しています。以前から DJみたいなことをやってみたかったので、ワクワクしながらスタジオに通っています。まだ、 トークはあまり上手ではありませんけど(笑)。 選曲はほとんどすべて自分のCDコレクションの中から選びます。それも、なるべく自分が演 奏したことのある良く知っている作品を選びます。「これはぜひ聴いてほしい」という気持ち を大事にしています。 ●少々プライベートな質問になりますが、大谷さんのご趣味は肉体トレーニングと 伺っています(笑)。どんなトレーニングをされているんですか? 交通事故で怪我をして以来、リハビリとしてペダル漕ぎなどを少しと、体のラインがなるべく崩れないように、まあ、おなかが出ないようになんですが(笑)、腹筋などをこまめに鍛えるようにして、食事にも気をつけています。 ●大谷さんの座右の銘、「Love will make it alright」とは? 思い出せないんですが、誰かの歌に出てきた歌詞の一節です。「愛さえあれば何とかなるさ」という感じですね。 この一節がとても印象に残ってて。楽観的なようでいて、実はとても重要でスゴく本質的な言葉だと思っています。サインを求められると、このフレーズを書くようにしています。 ●最後になりますが、大谷さんの今後の音楽・演奏活動のご予定をお聞かせください。 9月以降、大阪や福井、名古屋、東京などで演奏会の指揮をします。 また、日曜日・夜9時からのNHK・FM「ビバ!合唱」のDJを担当しています。皆さん、聴いてくださいね! ●どうもありがとうございました。 |