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TIMEDOMAINスピーカーとの出会い
タイムドメインスピーカーの販売代理店になろうと思ったのは、もちろん第一にはその音の素晴らしさに触れたからです。ですが、その他にも大きな意味で二つの理由が有ります。

一つは、このスピーカーで音楽を聞いていると、身体が良くなったとか病が治ったとかと言い出す人が出てくるのではないかと直感したこと。
もう一つは、スピーカーと専用アンプ(別体と内蔵の商品が有り)とポータブルCDプレーヤーだけの組み合わせでこれだけの良い音が出せるのなら、これは革命的な商品なのではないかという思いでした。
そのあたりのことを書いてみます。
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■シンセサイザー奏者・矢吹紫帆さんとの出会い  矢吹紫帆さんの「天女坐」HPはこちら

1997年にサラリーマンを辞め、会社を興して最初に始めたのは、コンサート(ライブ)を中心としたイベントの企画運営でした。地元をベースに、そこから情報を発信していく形で、無理をせずに、小さいながらも継続的にやっていく方針でスタートしたのです。
ですが、直ぐに壁にぶつかってしまったのが「人集め」。今となっては見通しが甘すぎたと言うしかありませんが、とにかく出演料をかなり無茶苦茶な金額でお願いしても、経費さえカバーできない状態が続き、半年くらいで見直さざるを得ない状況に陥りました。
当時「10万人とふれあうコンサート」と銘打って、ワゴンに機材を積み込んで全国行脚をされていた矢吹紫帆さんも、そんな苦しい状況の中で知り合うことのできたミュージシャンです。
事業が上記の状態でしたので、なにか会社として販売できる商品を探していました。いくつか気に入った商品もあったのですが、時代なのか、そういう商品はネットワークビジネスの形式を取るものが多く、そのシステムに馴染めない自分は、結局条件に合う商品になかなか巡り会えなかったのです。
そんなとき、紫帆さんが「10万人とふれあうコンサート」での出会いを中心にした本を2001年に出しました(左参照)。その最後の方に奇妙な形をしたスピーカーの話が出ていました。
音響機器への薀蓄など全く持っていなかった私ですが、「心のスピーカー」という言葉に惹かれて、本に掲載されていたホームページを覗いてみました。たまたま秋葉原で試聴会があるというので、出かけてみたのです。なぜかその時の記憶としては、なかなか入口の見つからない狭苦しい会場であったことくらいしか残っていなくて、音についての記憶がありません。
それでもやはり心に残るものが有ったのでしょう、後日、自分の好みのCDを持って、開発にも携われたというN氏のご自宅に伺って聞かせていただきました。そして、その場で代理店になる方法をお聞きして帰りました。

■タイムドメイン理論スピーカーの音は身体に良い?
  
※別冊宝島1351号「実践!安保免疫学~がんにならない生活術」(2006年10月発行)で良いデータの報告有り

Yoshii9の音を聴いて感じたのは、冒頭にも書いたように、もしかしたらこのスピーカーで音を聴いていると身体が良くなったという人が出てくるのではないかということでした。もちろん「病気が治る」と謳うわけにはいかないわけですが、良い音というのが身体に好影響を与えるということはありそうな気がします。

私好みの話で、こんな話がありました。
新潟の方で倉庫を改造した博物館を作った。ところが永年使っていなかったため、黴臭さが抜けず、蜘蛛の巣などもなかなか無くならない。木酢液の蒸散等も試してみたけれどはかばかしい効果がでなかった。そこで、誰が思いついたのか、Yoshii9を使って10日間ほど音楽を流し続けてみました。
するとどうでしょう。黴臭さが消え、なんと蜘蛛の巣もなくなってしまったというです。
■タイムドメインスピーカーは革命家?

右の写真が、現在(2006年6月)、試聴会で使っているポータブルCDプレーヤーです。SONYのD-EJ800という機種で、量販店で14,000円くらいで購入したものです。レコードプレーヤーでもフォノイコライザー内蔵で1万円以下の機種の方がよい音がするとのこと。しかも接続はステレオミニジャックで問題ない。これだけでもう、私の乏しいオーディオ知識は木っ端微塵になっています。じゃあ、今までのオーディオの常識ってなんだったの? という感じです。

20年くらい前でしょうか、高校入学のプレゼントにオーディオセットを買ってもらう高校生が、30万円以下のものはたいした音が出ないと言っているというのを、何かの記事で読みました。当時の30万円のセットのレベルがどれほどであったかはともかく、良い音は資金能力のあるオーディオマニアの世界だったわけです。試聴会を始めた頃に来場されたお客様がYoshii9の音を聴いて「しまったぁ」と声を出されました。何かと思ったら、直前に30万円のアンプを購入されたとのこと。アンプ込みの同等の値段でこの音が聴けることを知ってしまったら、やはり「しまったぁ」でしょうね。お気持ちが良くわかりました。

その他にも、レコードにしろCDにしろアンプにしろ、色々な機能がついた高級タイプが良い。スピーカーは値段で決まるような感じ。その他にも、ヘッドホンジャックからの音は劣る。ステレオミニジャックではさらに落ちる。CDにも言われたのは、アナログレコードより音が落ちる、等々。いろいろな「常識」が我々を取り巻いています。

でもタイムドメインスピーカーだと、「ポータブルCDプレーヤー」に「ステレオミニジャック」をつないだだけで、包み込まれるような素晴らしい音を聴くことができます。CDからでも「あれっ、こんな音、入ってたっけ?」と思うような音がポンっと聴こえてきたりします。さすがにMP3等で圧縮率を上げたものは音が落ちますが、MDでも良い音が流れます。今流行の i-pod でも圧縮しないで取り込んだ音楽は遜色のない音です。

どうもタイムドメインスピーカーの真髄は、従来のオーディオマニアの薀蓄からは離れたところにあるようです。性能に関する数値を知るよりも、実際に音を聴いてみること。それがオーディオの世界を女性にまで拡げたと言われるキーポイントになっているのかもしれません。
もう一つはコンサートホールの音響効果の話です。
私の知人で、毎年2度ほどライブを企画しているMarionetteというアコースティック・デュオがいます。ポルトガルギターとマンドリン、マンドリュート等により心を揺するメロディーを奏でてくれますが、彼等から聞いた話。

日本の場合は「生音信仰」が強くて、新しいホールができたりすると、その関係者は「うちのホールは生音が素晴らしい」とかよく口にする。ところが実際に演奏してみると、演奏者の方には満足な結果がでない。それを指摘しても、「音響効果は良いはず」と思い込んでいる人は理解しようとしないらしい。
たしかにヨーロッパなどのコンサートホールは素晴らしい音響効果を持つところがある。しかし、それには歴史、つまり時間軸が必要なのだと言う。現代の音響技術を尽くして作ったホールでも、やはり有る程度の時間が経たないと良い音にはならないのだそうだ。
それは有りそうな話で、よく言われるのは、どんな安物の楽器でも、日頃使っていないものよりも日常的に使っているものの法が音がいいということ。このあたりの話は、みな繋がっているように思えます。

タイムドメイン南青山試聴室で同社の由井社長にお会いした時、このあたりの話をしてみました。すると由井社長ご自身、知人から言われて就寝中枕元でminiから音楽を流しているそうです。その結果、血糖値や尿酸値が下がったと言われていました。
それを聞いて私もしばらくやってみましたが、事情で寝る前にセットして起きたら片付けるというパターンにせざるを得ず、それが面倒でやめてしまいました(苦笑)。とりあえずは目立った健康上の問題もないし、熟睡もできるタイプなので、なかなか実感はできませんでした。でもそのうち再チャレンジしてみようとは考えています。
それを聞いて、直ぐに思い出した二つの話があります。

一つは、長野県松本市にある酒蔵の話。サラリーマン時代、安曇野の方に単身赴任していて、仕事の関係でお訪ねしていろいろと話をうかがいました。笹井酒造さんといいますが、そこのオーナーは一時よくニュースにも取り上げられた「作物」に音楽を聴かせるという手法をいち早く取り入れた方です。
だんだんと杜氏さんがいなくなる。それに変わる方法はないか考えて、酒造りのときに自分の好きだったモダンジャズを聴かせてみました。ところが2年経っても美味しいお酒はできません。諦めかけたのですが、もう1年だけやってみようということで試したら、3年目にようやく美味しいお酒ができたとのこと。
その頃の私は訳が分からず、「どうして2年やって駄目だったものが、3年目に成功したのか」と聞いたところ、オーナーは「私にも分からないけれど、もしかしたら3年経って音が蔵や樽に馴染んだのではないか」と言われていました。